ひまわり
学名 | Helianthus annus L. |
和名/別名 | ヒグルマ(日車)、ニチリンソウ |
英名 | Sunflower |
原産地/生産地 | アメリカ中西部 |
分類 | キク科ヒマワリ属 |
発芽地温 | 20~25℃ |
ひまわりの生育条件
- 場所:畑・花壇・鉢植え
- 日当たり:日なた
- 耐寒性:弱
栽培管理
- 地植え適所・土質
日当たり、水はけのよい場所が適地。有機物を多く含む肥沃な土。草丈と同じくらい根が深く伸びるので、深さ40cmくらいまで耕し、堆肥、腐葉土、元肥をすき込む。
5月~6月頃、種まき。
およそ40㎝程度にしっかりと耕した畑に直まきします。
20㎝間隔に2~3粒ずつ植えて、1㎝くらい覆土するのが理想です。
植えた種の株元に雨水がたまらないよう、少し高くするのがポイント。
1㎡当たり堆肥・腐葉土をそれぞれ2~3㎏、化成肥料100gをすき込みながら耕します。
1~2週間程度で発芽しますが、水を切らさないように注意します。
よく日に当て、本葉が出てきたら週に1度ほど、液肥を与えるとよいです。
育苗はおおよそ3週間程度。
本葉がよく展開したら、元気のよい苗を1本残し、間引きします。
ひまわりは荒地でも育つほど丈夫な草花ですが、より良い品質を求めるなら、有機物を多く含む肥沃な(水・酸素と養分の供給が強い)土にして作るようにします。
本葉が4枚程度の時に、小苗のうち1度摘心して育てると姿よく育ちます。
蕾が見えることになると、地上部が重くなって倒れやすいので、支柱を立て誘引します。
梅雨明け後、晴天が続いて土が乾くと下葉が落ちやすくなるので、乾きがひどい時は週に1度、たっぷりと水やりをします。
分枝の多いひまわりは、終わった花を切り取るようにすれば株が弱らず、長く花が楽しめます。
熟した種は食用になります。
実のついた枝をとって、ドライフラワーとして鑑賞を楽しむのもいいですね。
花の散った後は、茎を残して切り取り充分に乾燥させます。
この時、乾燥が不十分だとカビが生えることもあります。
また、ひまわりの種は鳥の好物なので、食害に買わないよう注意します。
種を効率よく収穫するためには、カゴの裏などの網目状のものを使い、こすりつけることで簡単に種が取れます。
種に混ざって花被が混ざると思いますが、扇風機や団扇で仰ぐと、花被のみが風で舞うので選別しやすいです。
収穫した種を回収し、更に乾燥させていきます。
それを油圧のプレス機にかけてオイルを抽出していきます。
抽出したオイルをさらに濾して不純物を取り除けば、『サンフラワーオイル』が出来上がります!
食用としても優秀なひまわりの油ですが、今回はひまわりがもつ保湿成分やアンチエイジング効果に着目。
食用としても利用されるサンフラワーオイルは、保湿効果や抗酸化作用があり、美容効果でも注目されています。
ヒマワリの種子から抽出されるサンフラワーオイルは、無臭で熱に強く、食品からスキンケアまで幅広い用途で活用されています。特に美容面では以下のような効果が期待されています。
主な美容成分
肌をやわらかく保湿
ヒマワリセラミドが水分を保持し、乾燥肌を改善。マッサージオイルとしても人気です。
髪のうるおいと補修
髪に潤いを与え、枝毛や切れ毛を防止。紫外線ダメージのケアにも適しています。
アンチエイジング
酸化を抑え、肌のターンオーバーをサポート。くすみや弾力低下の改善に役立ちます。
研究内容
①マッサージオイル(評価:3.5)
血行促進やむくみ改善にも効果を発揮。
においは気にならない。
乾燥肌の方には向いているが、水分量の多い20代だと少し重たく、べたつきを感じることも。
②クレンジング(評価:4.0)
毛穴ケアや乾燥対策に効果を発揮し、当社の女性社員はもちろん、男性社員も効果を実感した方が多数。
また、サンフラワーオイルが熱に強いので、洗顔でも余計な油分を落とし切らず、汚れだけを除去。
保湿効果もかなり高かった。
③保湿マスク(評価:4.5)
サンフラワーオイルを含ませた保湿マスクを1週間使い続けた結果、毛穴ケアや乾燥対策に効果を発揮したことはもちろん、美肌効果もあることが判明。
酸化した皮脂や毛穴詰まりを解消してくれる効果があるので、クレンジングと併用する方が良いかも。
肌のターンオーバーもサポートしてくれるので、商品化に期待大。